合成樹脂調合ペイント(耐用年数1~3年)

昔から一般的にペンキと呼ばれてきたのはこの塗料です。SOPやOPとも呼ばれています。現在では乾燥時間が長い事や改良されてきたほかの塗料に押されて、主流からは外れてきています。

アクリル樹脂塗料(耐用年数3~5年)

外装では高温における変色に強く、光沢の持ちもいい事から、少し前までの主流でした。現在はウレタン、シリコンの塗料にその位置を奪われつつありますが、内装ではいまだに現役です。

外装

ウレタン樹脂塗料(耐用年数8~10年)

現在の建築塗装において主流の一つといえる塗料で、様々な下地に塗れる事や、乾燥が速いなどの大きく改良された塗料です。木部や鉄部などの上塗りには使用されることが多い塗料です。

シリコン樹脂塗料(耐用年数10~12年)

現在主流の塗料の一つです。仕上がりや耐候性がウレタンより1ランク上の塗料といえます。住宅の塗装に使用する塗料の中ではトータルバランスの取れた塗料です。

フッ素樹脂塗料(耐用年数20年)

とにかく長持ちのする塗料です。海辺の橋など過酷な環境で使われる事が多いです。住宅に使用するには価格が高く使われる事が少ないですが、予算が許すのであれば高い性能を発揮してくれます。

遮熱塗料(耐用年数15~20年)

ここ最近話題になっている塗料で、太陽光の赤外線の反射率が高く、塗った後であれば真夏の屋根でも素足で歩けてしまうほど建物の温度上昇を押さえてくれる塗料です。塗ることで室内の温度上昇を抑えて冷房の効率を向上させてくれます。少々値段ははりますが、ECOな塗料といえます。