大船Y様邸住宅塗装

今回のお宅は大船の山の麓にある大きな屋根が特徴のお宅です。屋根や壁も含めほとんどの部分の塗装工事となります。

高圧洗浄をしている様子です。右上の白くなっている部分が洗浄をしたところです。山が近いこともあり苔がかなりの厚みで付着していました。その苔を150kgの水圧で吹き飛ばしていきます。

屋根の金属部分の下地処理をしているところです。電動工具(ディスクグラインダ)を使って特に錆の酷い箇所を処理しています。その他の部分は番手の粗い#50番等のサンドペーパーで処理していきます。

屋根の下塗り(シーラー)を塗っているところです。今回の屋根は高圧洗浄時に表面を1枚剥がし落としているのでシーラーをすぐに吸い取ってしまいます。シーラーは仕上がりを良くする意味と塗料の密着性を高める意味の両方の意味があります。写真の赤い部分は上記の下地処理作業ののち錆止めを塗っていあります。

屋根のシーラーの2回目を塗っているところです。1回目のシーラーはほとんど吸い込んでしまったので2回目を塗ることで吸い込みを止める効果があります。

屋根の上塗りの1回目を塗っているところです。今回の塗装では面積が広いことや周りに民家が少なく飛散の心配が少ないことからローラーと吹付けの道具の併用で作業を行っています。こうすることで作業性を高めるとともに普通に塗ったのでは塗りずらい部分にも素早く塗装することで繋ぎ目の少ない仕上がりにする事が出来ます。

屋根の上塗りの2回目を塗っているところです。最終仕上げの上塗りは表面に綺麗に塗装の膜を作り上げる為に吹付けでムラのないように仕上げていきます。

屋根部分の天窓以外の塗装が完了したところです。天窓の部分には錆止めが塗ってあり、屋根が完全に乾燥した頃に上塗りをしていきます。

木部の下塗りをしているところです。以前の塗装を下地処理で除去した部分は木の素肌がでてしまっているので、下塗りをすることで屋根のシーラーと同様に吸い込みを止め、上塗りが密着して仕上がりが良くなります。写真では上から赤、グレー、白という3色の色にわかれていますが、赤い部分は濃い色の仕上げの下塗り(錆止め)グレーの部分はグレー色の仕上げの部分の下塗り(錆止め)、白い部分は白い仕上げの下塗り(木下塗り)という風に下塗りも色分けすることで最終的な仕上がりの色の発色がよくなる効果があります。さらに言えば年月が経過した際にどうしても剝れてくる部分は出てくるのですが、その時にも剝れた部分が目立ちずらいという効果も期待しています。

壁の下塗りをしているところです。今回は微弾性フィラーという塗料を下塗りとして塗っています。微弾性というのは普通の液体よりも弾力を添加してあるもので、ひび割れなどにも一緒に塗っていくことで建物の動きに対して追従してひび割れを予防する効果があります。それに加えて上塗りの密着性を高めます。

壁の上塗りの1回目を塗っているところです。ローラーを使って塗っていますが、下塗りのときと上塗りのときでローラーのそのものの種類を変えて使っています。ローラーのスポンジの性能も仕上がり感やコストパフォーマンスも踏まえて選択しています。

壁の上塗りの2回目を塗っているところです。1回目を塗るときもそうですがただ全体を塗ればいいというわけでなく、ローラーの転がし方一つで塗りムラや繋ぎ目がでてしまうこともありますので、状況に合せてきれいに仕上がるように塗っていきます。

これはダイニングのスペースなのですがガラスで囲われていて、そのガラスの部分や枠の白い部分に山が近いこともあり苔が付着していました。こういった部分は塗装する事が出来ないのですが、家の本体の塗装を完了することで汚く残ってしまう部分が目立ってくるものです。そういったことを踏まえてこの部分も車の洗剤などを使って綺麗に水洗いをしていきます。

塗装完了の様子です。すぐ隣が山だったのでいろいろな種類の鳥がいたり、リスがひょこひょこ顔を出したり、木の上から大蛇がふってきたりとハプニングがあったりしましたが・・・工事自体は無事に完了する事が出来ました。

余談ですが、今回のお宅は当社のCM撮影にもご協力いただきました。撮影スタッフの皆様を始め、お客様にもご協力いただきまして、スタッフ一同感謝申し上げております。有り難うございました。