H島サーフコースター鉄骨塗装


海のすぐ上に位置する鉄骨の塗装です。塩水の影響を受けていかなる強靭な塗装をしてもやがて剝れてきてしまっています。こういった構造物はメンテナンスを定期的にする事が重要になってきます。写真は錆をハンマーでたたき落としているところです。


前回のメンテナンスの作業の丁寧に6回は塗ってあるだろう塗膜もろとも錆が浮きあがってきていました。またその塗膜ごとハンマーでたたき落としていきます。まるで発掘作業のようです笑



ハンマーの後にハンマーが届かない所やでこぼこの凹の部分に溜まった錆を除去していきます。



下地処理の最後に電動のワイヤーブラシで磨いていきます。このころには腕がパンパンですが、下地処理がしっかりしていないといくら上からいいものを塗っても水の泡ですので頑張ります。

錆止めを塗っています。こういったところで使う錆止めは一般的な住宅などで使う錆止めとは違って、より強力に付着してなおかつ厚みのつくものを選定しています。塗っているのはエポキシ系2液強溶剤の錆止めを塗っています。

錆止めの2回目を塗っています。強力な錆止めをつかい尚且つそれを2回塗っています。いかに厚みをつけて塗り固めるかが大切になります。

これは中塗りとして超厚膜の塗料を塗っています。錆止め2回にさらに厚みをつける目的で専用の中塗り材を塗ります。塩分の浸食を少しでも遅らせる為に多重の塗装をします。

上塗りの1回目を塗っています。

上塗りの2回目を塗っています。これで合計6回の塗膜を形成し、過酷な海の塩分から構造体を守る塗膜の完成です。